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ホームシック3

最終日

ホームシックの彼は、まるで別人のようにみんなと混じっていた。

「もっとここにいてキャンプを続けたい人!」

という質問に、一番先に手を挙げていた。

思わず、後から
(このっ!)
と、どつきたくなるほど(笑)

彼は、やはり私には近寄ってこなかった。


いよいよさようならの時。

「◯◯君!」
と、名前を呼び、笑顔で手を振った。
「元気でね。」
といいながら・・・。

すると、彼は満面の笑みを見せてくれた。

本当は、彼にいろいろと説教じみた話をしてあげたかったし、
「ママ!ママ!」
なんて、騒いでいた過去の彼の姿をひっぱりだして、
からかってあげたかったような気もした。

でも、
彼の名前を呼び、笑顔で手を振る・・・。
それでよかったと思った。

誰に言われなくても、
彼が一番わかっているだろうと思いたい。

いつの日にか、
彼が、今日の日を思い出し、笑って誰かに話せるときがくるのだろう。
そんな日がくるのを私も一緒に待っていたいなと思う。


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ひきだし

野外炊事の時、
(このままじゃあ、きっと失敗するだろうなあ・・・。)

なんて、
予測がつくことがある。

しかし、
黙って見守り、失敗をさせてあげる。

必要に応じて適切なアドバイスを加える・・・。
次は必ず成功できるように導く・・・。

そういう見守る指導方法もいいよな。

また、
一緒に鍋や飯ごうをせっせと洗うのもいいよな。
同じ作業をすることで、その時共通の話題ができる。

「なんか、”ぬるぬる”なかなかとれないよね。」
「あ~腕が痛くなってきた!」

などとつぶやくと、それに子どもが共感を示してくれ、
一気に距離が縮まる事もある。

そうやって近づきながら、指導していくのもいいよなと思う。

とにかく、
同じやり方ばかりを押し付ける説明ではなく、
相手に応じて柔軟に対応できるようになりたい。

そう思う。

今は、いろいろな経験を私自身が積みながら、
たくさん指導法についてのひきだしをもてるようにしたい。





ホームシック2

ホームシックになっていた子どもが、やけに心配だった。
どうしているだろうかと、早朝テントに向かう。

顔をちらっと見てほっとする。

彼は、ばつが悪いのか・・・。
私をはじめ昨日関わった大人を避けているようだ。

昨日とはまるで別人のように生き生きと活動していた。

ほっとしたら、
ぷぷぷっと笑いたくなった。

最終日、
あの子とどんな風にバイバイするのだろうか?

何事もなかったかのように、ずらっと帰って行くのだろうか。
迷惑かけたことに対して何か一言言うのだろうか。
楽しかった♪ありがとう、みたいに言うのかな。

まあ、どれでもいいだろう。
5日間をママと離れて過ごしたということが
事実となり、
自信となるのだから・・・。

最終日が楽しみだ。



ホームシック

「お腹が痛い。」
「お家に帰りたいよぅ~。」
「ママと話がしたいよぅ。」

その子と格闘(?!)すること約三時間以上・・・。

その間、
自分の話をぺらぺらと話し出したり、
涙と鼻水でぐちょぐちょになったり、
帰らせてくれと訴えたり・・・。

あの手この手で帰る理由を並べてきた。
とにかく、家に帰りたくて帰りたくて・・・。
ママに会いたくて会いたくて・・・。
仕方がないようだった。


みんなは、
川遊びへ・・・。

私は、残ってその子とずっと一緒にいた。

結局、お昼を少し食べてもらうことに成功し、
川へ連れて行くことに成功し、
なんと!
みんなと野外炊事をすることもできた。

昨日テントで眠れなかったとさんざん愚痴っていたけれど・・・。
今夜はテントで眠るようだ。

よかったあ。

成功のウラには、職員間の連携プレーがあった。
「この子は、とにかく5日間ここで過ごすことで成長するだろうから、帰さない方向で行こう。」

母親に電話を入れて現状を報告し、了承を得た。

彼に届いた言葉を振り返ってみた。

「そうか、お母さんいつでも迎えに来れるから安心だね。」
→母親は、仕事をしていてどうせ迎えにこれないのだから我慢しなさいというのではなく、
逆の発想で言ってみたところ、昼ごはんを食べる気になってくれた。

「お母さんは、話しすること無いって。」
→母親と電話で直接話をしたいと騒いでいたが、淡々と言ったら諦めたようだ。

帰れないと知ると、
吹っ切れたというような感じで、
みんなに溶け込み、楽しそうにしていた。

とにかくよかった。

明日もあさっても・・・。
その調子でいてほしい。

きっとこの経験が、彼にとって一つの自信となるはずである。

かわいそうな気もしたが、
「帰さない方向でいこう!」
という決断は、見事だったと思う。








再会

小学生が30人ほど集まっている。
4泊5日のキャンプが始まった。

子どもたちの前に立ってみると、
見覚えのある顔を発見した。

目が合い、にっこり微笑むと、
その子もうれしそうににっこりしてくれた。

他にも
「学校でここに来た時、また来たいなって思ってたから♪」
などと言ってくれた子どもたちもいた。

夏休みに、
子どもたちに素敵な思い出ができるように、私も一役かいたいと思う。


ひとり反省会

事に敏にして言に慎む。

ああ。
まさにこれだよなあと・・・。

今日は、とにかく反省した。

私に忠告をしてくださった方に心から感謝です。

・・・そういえば、
いつの間にか叱られなくなった。

でも、
ダメなものはダメだとはっきり言ってもらえたことはすごくありがたかった。

叱るというよりは、
少し悲しみが入っていたように思う。

がっかりさせたんだなあと思う。

でも・・・。
だって・・・。
言い訳がたくさん頭に浮かんだ。

結局、
言い訳せずに自分が悪かったのだと認めることができた。
そして、相手に感謝することができた。

子曰わく、過って改めざる、是れを過ちと謂う。

失敗を素直に認め、直すようにしたい。

もう少し落ち込んだら、明日の朝までには復活したいと思う。










ちびっ子たち

ちびっ子を相手にした。
「ちびっ子」とは、幼稚園児だ。

この子たちとどう接したらいいだろう・・・。
高校生とはまた違う難しさに、ジタバタ。ジタバタ。

それにしても、
発達段階がわかって勉強になる。

河原でお気に入りの石を5個ずつ拾ってきて、
その石にお絵描きをさせてみた。

私の心が妙に惹かれたのは、
「おにぎり」
である。
いったいこの写真の中で、
どれが「おにぎり」なのかわかるだろうか?

ちびっ子の作品

顔の左斜め下にあるのが「おにぎり」の作品である。

ちびっ子は、
最初にご飯だと言って白を塗る。
次に、海苔だと言って黒を塗る。
最後に、梅干だと言って赤で○を描いた。
「わあ、すごいね!おいしそう!」
と、ほめると、
なぜか、もう一つ赤で○を描いた。
「・・・ん?どうして2個にしたの?」
と、問うと、
「サービス!」
だって!!

思わず一緒に笑っちゃいました。





女子高生

50人ほどの高校生を前に話をした。

小学生相手なら自分としては話しやすい。
でも・・・。
高校生が相手というのは、自分としてはあまり経験がないのだ。

しかし、
楽しかった♪

女子高生の反応に助けられる。

別に笑わせようと思って話をしたわけではなかったけれど・・・。
すごく楽しそうに笑ってくれて、
私を一生懸命見つめてくれた。

どうしてそうなったのか・・・?

それは、
「同じ説明をします。
でも、(あ~またおんなじ話かよ!)って思って聞くとつまらないので、
(この人は、説明うまいかな?)みたいに、比較して聞いてみて下さい。
そうすると・・・きっと同じ説明でも楽しめますよ。」
と話したからだと思う。

あとは、女子高生なので・・・。
何を話しても楽しそうに笑ってくれた。

よかった☆
おかげで、ちょっと自信がつきました。
ありがとう。

鱒!?

おどろいた。
自分の目が信じられなかった。

大きな影がゆっくり動いている。
よくよく見ると絶対50㎝はあるだろう魚である!!

(なんで?なんで?こんなでっかい魚がここに?)

川遊びの時に、たくさんの魚は見てきたが、こんな大きいのは初めてである。

見つめていると
その魚がすぅ~っと近づいてくる!

なぜか私の足下で止まった。
不思議な感覚だった。
魚がまるで私のところに自分からやってきたかのようだったのだ。

網を持っていたけれど、
その魚はどうしてもとる気にならなかった。

ぼぉ~っとしていたら、
大きな魚がいることに気づいた先生が、
私のそばに来てその魚をとった。
鱒

この魚は・・・
体が傷ついていた。
かなり弱っていたようだ。

それにしても、
不思議な感覚だった。

私に向かってまっすぐゆっくり泳いできたことが・・・。
そして、足下で止まったことが・・・。

たぶん・・・川の流れのままに下流に流れていったことだろう。

何かのメッセージ?
なんて
つい考えてしまう・・・。
考え過ぎならいいのだけれど・・・。












新たな目標

着物の展示会に行ってきました♪
普段できないお洒落を、ここぞとばかりにして・・・。


最近着物に興味がある。
お気に入りは「室華風」。

実際に着物を作っている職人さんとお話することが実に楽しい。
彼らにとっては、一つ一つが思い入れのある作品なのだ。

「この着物はねえ・・・。」

どうしてその図柄にしたのか。
何を思ってその色を取り入れたのか。
作ったご本人だからこそ言える話をしてもらえた。

「とにかく売りたい」
ではなく、
「あなたに着てほしい」

そういう気持ちに心動かされた。

(・・・自分で着付けができるようになりたいなあ)

着物を自分で着て
京都を歩きたい☆

ひとつの目標ができました。










栗駒山トレッキング②

(登山じゃなくてトレッキングなんだなあ。)
ということが、二回目にしてやっと分かった。

頂上に辿り着くことだけが目的ではなく、道すがらを楽しむ♪
そういうゆったりした登り方があるんだなあと思った。

台風が近づき、あいにくの雨模様だった。
(こりゃあ登山なんて無理だろうな。行けるとしてもせめて昭和湖どまりだよな。)
素人の私は、そう思っていた。

ところが・・・。
山岳ガイドさんは、
「山は、登ってみないとわからないですから、まず行ってみましょう。」
という。
結構な雨である。
でも、ガイドさんがそう言うので、参加者のみなさんとバスの中で身支度を始める。

今まで一度も使ったことのなかったカッパを取り出し身につける。
栗駒②雨の中を

しとしと降りしきる雨の中を歩く。
視界が狭くて、テンションもなかなかあがらない・・・。
でも、こんな雨の中をこうやって歩くってことは滅多にないことだよなあと思いはじめたら、
なんだかちょっとわくわくしてきた。
栗駒②雨上がりの花

やさしい雨にうたれて、緑がとっても美しかった。
花もよろこんでいるように見えた。
栗駒②頂上

これが頂上である。
真っ白でなんにも見えない。

でも・・・。
頂上付近で、とっても貴重な体験をした☆

ものすごい強風だったため、ガイドさんが身を守るためにと、
”前の人のザックを両手でつかみ、中腰になって進むこと”
ということを提案した。

(そんなあ大袈裟な!)
なんて、思っていたら、本当に突風だった!!

風で飛ばされそうになるのをお互いに支え合って少しずつ前へ進んだ。

怖かったけど、ジェットコースターみたいで思わず笑ってしまった。
楽しかった♪

ガイドさん曰く、これは滅多にできない貴重な体験なんだと言う・・・。


そして


それが・・・なんと!!
昭和湖で青空が広がった。栗駒②昭和湖


ものすごく素敵だった。

雨上がりにパッと晴れ渡った空の雲は、すごいスピードで移動していた。
木々の緑が、
シャワーを浴びた後のようで爽やかに見えた。
とても美しい光景だった。

「山はね、やっぱり登ってみないとわからないんだよ。」

本当にその通りだった。

素人の私には、あり得ない決断のように思えたけれど、
やはりプロは違うんだなあと思った。

おかげで、またまた頂上まで連れて行っていただけた。

次回は、秋。
たった一週間しかたっていなかったのに、
こんな私でも、山の姿の違いがわかるのだから・・・
さぞかし雰囲気が変わっているのだろうなと思う。

なんだか、わくわくする。

あんなに辛くて疲れて嫌だと思っていたけれど、
ガイドさんのおかげで、
疲れない登り方や、山の楽しみ方を少しずつ知ることができているからなんだと思う。








問い合わせ電話

「そちらでは、放射線量をはかっているのでしょうか。」

最近、副校長からの問い合わせ電話が増えてきた。
副校長からの問い合わせということから、その背景が見えてきて頭が下がる。

おそらく、保護者の中でかなりデリケートになっている方がいるのだろう。
連絡帳か電話で担任に心配していることを伝えてくるのだろう。
担任もどうしていいかわからず、管理職に相談すのだろう。
管理職が代表して問い合わせの電話を入れるのだろう。

問い合わせる際、
当然のことながら自分の立場と名前を明確にして話をする。
副校長という立場の方は、さすがにそのような会話をしてくれる。

ところが、
身分もあかさず、名前も名乗らず・・・
こちらの情報だけを聞こうとする電話もたまに入る。
名前を問うと逆切れである。

そして、ひどい言葉をたくさん並べ、
更に脅迫めいたことを言って電話を思いっきり切る人もいる。

そんなやり方は、卑怯だと思う。
堂々と自分の立場を明確にし、言いたいことがあれば自分の名前を告げ、ちゃんと話をしてほしい。

こういう電話は、これからますます増えていくのだろうか。

電話に出るのが正直怖い今日この頃である。











それはそれ

今までで一番
水量が少ない川遊びだった。
雨が降らず、猛暑日続きだったからだと思う。
水温も高く、川底はひどく滑る。

それでも、水辺にいると和む。
スポーツ少年団の子どもたちと親たちが、まったりとした時間を過ごしていた。
私も、親たちと楽しく井戸端会議状態だった・・・。

(まあ、いいっか。これで・・・。)
ちょっぴり妥協をすることにした。

いつもは、小学校の子どもたちと先生たちとを相手にしている。
今日は、初めてそれ以外の団体の相手だった。

何かにつけて、調子が狂う。

集合する時、班ごとに並ぶこと。
集まったら、口を閉じること。
説明中は、黙って聞くこと。
並んで歩くこと。

そんな当たり前のことだと思っていたことが、
当たり前ではなかった。

(そりゃあそうだよなあ・・・。)

そう思うと、
学校って、先生ってすごいよなと思う。


ここでの仕事は、
自分のやり方の通りに、利用者さんにやってもらうのではないのだと思う。

やることは同じでも、
どのように指導するか・・・。
柔軟にこちらが対応できる力が必要なんだろうなと感じた。

だから、
学校の団体は学校。
スポーツ少年団の団体はスポーツ少年団。
子供会の集まりは、子供会。

それぞれの特徴があっていいのだと思った。

でも、
学校の団体と比べて、あれこれ思ってしまったなあとちょっと反省。

これからは、
それぞれの団体が求めているものに、
ゆとりを持って合わせられるようにしていけるようにしたいなと思った。




シャキッと

顔を真っ赤にした子どもたち31名。

猛暑日の中、サッカーの試合をしてきたのだという。

さぞ疲れてへろへろだろうと思っていた。

ところが・・・。
私が前に立つと、シャキッとした顔つきになった。

(この子たちは、強いチームなんだろうな)
直感的にそう感じた。


今日は一日中
暑さの中でのデスクワークが続き、私はぐだぐだしていた・・・。
しかし、
子どもたちの前に立つので、
気合いを入れてシャキッとしたしゃべり方をした。

すると子どもたちは、
それにしっかり応えてくれた。
予想以上のさわやかな返事が返ってきた。

うれしくて、思わず気合いが入る。


・・・そうなんだよなあ。

人の前に立つ
その瞬間って大事だと思う。

やり直しがきかないからこそ、
常に最高の自分で子どもたちを迎えてあげたい。












コクリコ坂から

久々の土曜日休み♪

映画『コクリコ坂から』を見てきました♪
今日から上映開始だったので、一番早い上映時間に合わせて出発!!

すると・・・
駐車場にはたくさんの親子連れが!
(しまった!もう少し早く来ればよかった!)
と、思っていたら・・・。

ポケモンお目当てのみなさんでした。

場内放送が流れる。
ポケモンの席が、既に前席の一列しか空いていないとのこと。
まだ9時を少し過ぎたばかりだというのに・・・。
すごい人気なんだなあと驚いた。

「コクリコ坂から」
席について周りを見渡すと、
本当にさまざまな年齢層でした。
小学生もいれば、おじいちゃんもいる。

さわやかな内容
そして
音楽がとにかく印象的な映画でした。
心地よかったです♪

早速、サウンドトラックを手に入れたくなりました。








交流学校

被災地の小学校と
内陸の小学校と・・・。

そんな組み合わせで、県内では交流学校が決められている。

今日は、震災をきっかけに交流をしはじめている二つの学校が来所した。
今までは、手紙のやりとりをしていただけ・・・とのことだった。

初めて全員が顔を合わせ、キャンプファイヤーを共にした。

私は、当然ながら外側だけしか関わることができなかった。
でも、
この二つの学校が、このたった二日間の間にぐっと近づき、
そしてお互いによい影響を与えたということは、私にも伝わってきた。

うまく言葉では伝えられないのだが、
去り行く両校の子どもたちの顔が来た時とはまるで違っていたと思う。

明らかに、昨日とは違う顔つきである。
ピリッと引き締まった顔に見えた。

いい顔であった。


それぞれの子どもたちが、
素敵な思い出を胸に笑顔で大きく手を振り去って行った時、
なんだか、涙が出そうになった。

なぜなのか、よくわからないけれど・・・。











"いつも通り”が一番

「・・・感謝しましょう。
 今日と明日の二日間だけは、
 辛いことや大変なことを忘れて、
 みんなと楽しい思い出を作れるようにしましょう。」

副校長先生の言葉がずしりと響く。

・・・私ができることは何だろう。
考えた結果、
いつも通りに子どもたちと接することだと思った。


テント設営を担当した。
「自衛隊のテントより立派だ!」
という声が上がる。
網戸にできるということを知ると、
「おお!」
と、盛り上がる子どもたちだった。

「家が流されて、仮設住宅に住んでいる子が7、8人くらいいるんですよ。
 でも、被災しなかった子たちも混じっている状態です。
 ちなみに、副校長は学校に寝泊まりしているんですよ。」

そんな話を担任から聞く。
なんて返事をしたらいいのか言葉に詰まる。

私が、笑顔で負けちゃいけないよな。
身が引き締まった。



しかしこの暑さである。
テントを立てたら、それで終わりにしようかなと思いはじめた。
(本来なら、撤収の仕方まで説明するのだが・・・。先生に説明しておけばいいだろう。)

ところが、
子どもたちは、こんな暑い中でもぐだぐだしない。
目が常に輝いているのだ。
それに、
「次は何をするの?」
という、私の話を聞こうという構えがあった。

結局私は、最後まで説明をした。



今回も「名前作戦」を決行した。
名前を一つ一つ覚えるのは大変なので、
今回は名字に着目した。

子どもたちは、やはりうれしそうだった。
「じゃあ、佐藤さんにお願いします!2人くらいはいるよね☆」

「次は、鈴木さんね!2人いるでしょう?」

はじめは、偶然だと思っていた子どもたちだったが、

「あれ?もう一人同じ名字の人がいるはずだよね?」
「4人いるでしょう?あと一人はどこにいるかな?」
などと具体的に言うと・・・
(なんで知ってんだ?)
という顔になってきた。

またもや心の中でガッツポーズである!

結局、
テント設営の説明で、
子どもたち全員に何らかの仕事をしてもらったことになる。

この作戦は、やはり有効であった。

「先生!次は小野寺にして!」
「紺野がいいよ!」

そんな子どもたちのアピールも楽しかった♪


ひとりひとり
抱えているものがいろいろとあるのだろうな。
それでも、
それなのに、
この笑顔である。

心の中に、
清々しい風がすうっと入ってきたようだった。
外がとても蒸し暑かっただけに、
その風は、とても心地よかった。













栗駒山登山にて

栗駒山に登ってきた。

先月事前踏査をした時には、
雪がたくさん残っていて、足をとられてなかなか前へ進まず大変だった。

今回は、夏の陽射しが強くなってきていたこともあり、暑さが大変だった。

とはいえ、頂上まで辿り着き、感動である。
栗駒山山頂

トンボがたくさん飛んでいた。

ああ、この景色♪

感動に浸る間もなく
「30分後に、下山します!」
という、登山ガイドさんの声。

(えっ?ここでお昼を食べたらすぐじゃん!!せっかくここまで登ったのに!)

私は、単純にそう思った。

「雷雲が気になります。早々にここは引き上げた方がいいでしょう。」

私には、いったいどれが雷雲なのか、よくわからなかった。
青空も広がっているのにそんなにすぐ下山だなんて・・・。

ところが、下山して、半分ぐらいまで来ると・・・。
ゴロゴロと不気味な音が響き出した。

何回か続くようになる。

雷であった。

ガイドさんすごいな!
と、思った。
さすがの判断だったと思う。

栗駒山は、登山途中にさまざまな花が咲いている。
ひとつひとつが実にかわいらしい。

「花の名前はいいんですよ。そんな覚えなくてもね。
その花をかわいいと思えればそれでいいじゃないですか。
かわいいと思える気持ちが大事ですよ。」

みたいなことを言っていた。

私は、その言葉がすごく気に入った。

何しろ登山が2回目という初心者である。
正直、花を愛でるゆとりなどはなく、必死にみんなについていっている状態だった。

でも、かわいいなあ~。きれいだなあ~。という気持ちはわいてきていた。
まずはそこが大事なんだなあと思った。

それは、きっと何事にも通じることなんだろうと思う。

いいことを教わったなあと思う。





美容院が苦手

美容院
昔からとても苦手である。

できるだけ行きたくない。

とにかく、いちいち緊張するのだ。
ものすごく汗をかく・・・。

なぜこんなに嫌なんだろう・・・。

理由になんとなく心当たりがある。



母親がいつも私の髪を切ってくれていた。
私は長くのばしていたため、
切ると言っても、いつも前髪程度であった。

ある日のことだった。
母は私を美容院へ連れて行った。

4年生ぐらいだったように思う。

母は、私の髪をショートカットにしたかったらしい・・・。

はじめはわくわくしていた。
母の話によると、
美容院というところが、すごく素敵な空間であるらしかったから・・・。
それに
髪を短くするとどんないいことがあるのかも話してもらっていた。

ところが・・・。

帰宅後、
私は、家の風呂場の鏡の前でずっと泣いていた。

こんなんじゃ、学校に行けない!
涙があふれてきて仕方がなかった。

下唇を噛み締めながら、泣き続けていた・・・ように思う。

(普通に短くしてくれればよかったのに・・・。)

私の髪型は、その頃の普通のショートカットではなかった。
『流行っている』
ということで、美容師さんにそうされたのだ。

あまりにも風呂場から出てこず、
いつまでも仏頂面をしていたためか・・・

母親は、再び美容院に連れて行き、切り直してもらったように記憶している。

それ以来、
美容院がどうも苦手である。
その時、男性の美容師さんだったこともあり、
男の美容師さんはとにかくダメである。

(男の人が店にいるというだけで・・・実は店を出たこともある。)


そんなこんなで、
男性のいない美容室で、しかも半年に一度というペースでしか足を運ばない。

ところが今、男性の方に髪をやっていただいている。
しかも、3か月に1度のペースになった。

着付けが必要で、たまたま紹介してもらった美容院だった。
着付けだけではなく、髪もやってもらうことになった。

そのとき、私の髪をセットしてくれたのが彼だった。

私の後ろに彼が立った時、失礼ながら
(げっ)
と、思った。

担当の人を変えてもらえないだろうかとそわそわした。

しかし、早朝だったこともあり、彼以外髪をセットしてくれる人はいなかった。

腹をくくった。
(大袈裟に思えるだろうが・・・私にとっては一大事である。)

話しかけられても、
まったく愛想のない返事をしていた私だったが・・・。
(とても会話を楽しめる心境ではなかった。)

美容師としての彼の話が面白かった。
美容師としてのプロ意識の高さになんだか感動した。

すごく勉強されていることが伝わってくる。

見かけは私とたいして変わらないようなのに、孫がいるようなお年らしい・・・。
美容師としての腕の確かさはもちろんのこと、
幅のある話にも好感がもてた。

今まで、美容院を避けていた自分がちょっと恥ずかしくなった。



3か月前、
「被災地に行って役立つことをしたいと思っている・・・。」
と、彼は言っていた。

それを思い出し
「被災地には、行かれたんですか?」
と聞いてみた。

すると
特別な車をレンタルし、仕事休みの月曜日に毎週ボランティアに行っているのだと言う。
「休みなしですよ。」
と、ぽつりと言う。
でも、明らかに充実した顔をしていた。

確かに体は疲れるだろう・・・。
でも、それ以上に得られる物が彼を突き動かしているんだろうなと思う。

手に技術を持っているってすごいと思った。
そして、有言実行してしまった彼の行動力も素晴らしいと思った。

美容院が苦手
という気持ちは、なかなか克服できないけれど・・・。
いい出会いができたことで、
美容院へ行くのが楽しみになる日が、私にも訪れるような気がしてきた。






















備えあれば憂いなし

雷が激しい。

さっきまで、あんなに暑いと思っていたのに、
あっという間にどしゃぶりである。


天気は、今まであんまり気にしたことがなかった。

運動会や遠足など・・・
天気に関わる行事はあった。
しかし、判断するのは自分じゃないから・・・。
と、たいして重要に思っていなかった。

管理職がどう判断するのか・・・。
本当に、他人事だったなあと思う。

今は、その判断を自分に求められる場面があるんだよなあということが分かる。
(まだ、その場面には遭遇していないけれど・・・)


昨日震災から4か月たとうとしていた時に、地震があった。
その時、
創作活動真っ最中だった。
40人ほどの小学生とその保護者が集まって風鈴に絵付けをしていた。

風鈴は、薄いガラスでできている。
もろくて割れやすい。

それなのに、地震だ!
結構長い時間揺れていた。

一人の子どもがいちいち騒ぐ。
「静かにしろっ!指導員が判断してくれるんだから、黙れ!」
と、保護者の一人が言う。

判断?
そうだよな。
ここでの判断をするのは自分なのである。

たまたま、先輩指導員と二人だったため、先輩がしきってくださった。



地震だけではない。
雷の時、
自分が宿直だったら、
テント泊の人たちを避難させなければならないだろう。
それが真夜中であってもだ。

川遊びをしている時、
雷や急な雨の場合はいつ引き返してくればいいのか判断をしなければならないだろう。

テントを張っているとき、雨が降ってきたらどうするのか?

そうやって最悪の場面を想定してみると、
ずいぶんありそうである。

もともとプラス思考の自分には、
マイナスのことを考えるのは性に合わない。


しかし、最悪の事態を常に想定していれば、
本当にそんな事態に遭遇した時に、
少しは冷静に判断できるであろうと思う。

おっちょこちょいな私でも・・・。

これは、マイナス思考なんかではない。

備えあれば憂いなし。

頭に入れておきたい。








仕掛け網

今日の宿泊団体は、ほとんどスポーツ少年団関係だった。
だから、午後半日フリーな時間となった。

もしも、
学校にいるとしたら、こんな時はきっと教材研究をするだろう。

ここでの教材研究ってなんだろう?


私は、川へ行くことにした。
実は、川遊びをしたことがない。
実は、魚とりをしたことがない。

川遊び担当になると、安全確認第一のため、子どもたちと一緒に遊べない。
(担任の先生も子どもたちと川に入ってくれれば、私もある程度は動いていろいろできるんだけど・・・)

最近、網を仕掛けるということを教えてもらった。
その技?を使ってみたいという気持ちがあった。
体験しないと何にも言えない仕事だから・・・。

教わった通りに網を仕掛けてみた。

すごく大量に魚がとれた。
おもしろいくらいに・・・。

逃がしてあげればよかったけれど、捕まえた魚を誰かに見せたくなった。
(ほら!私もとれたよ!!)
と、言いたくなったのだ。
何しろ、やったことがないため、めちゃめちゃうれしかったのだ。

3回網を仕掛け、
とれた魚全てを、はりきって持ち帰った。
その数は、ざっと20匹以上はいたと思う。

しかし・・・。
2割ぐらいの魚がいつの間にか弱ってしまっていた。

そのことに、全然気づかなかった。

「酸素が足りなくなったんだよ。かわいそうに・・・。」
「水温が上がって、弱ったんじゃないか?」

そうだよなあ。
そうだったんだ。
ごめんよ~。

なんか魚に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、凹んでしまった。

いそいで、所内の水槽に入れた。
水槽に入ったことで、元気を回復した魚もいた。
・・・よかった。

これからは、とったら川にかえしてあげよう。

そう決めた。

あ~、でも・・・。
珍しい魚をつかまえたら、きっと持って帰っちゃうだろうなあ~。



子どもたちの気持ちが、なんかちょっと分かった気がした。

川遊びの時にとった魚を持って帰りたがる子どもが多い。

そんなとき、
判断は子どもに任せるとして、
判断の材料になる言葉を私がかけてあげられるのではないかなと思う。
体験をもとに・・・。

魚には申し訳なかったけれど、
私に体験をさせてくれたことを無駄にしないようにしたい。







名前作戦!?

めちゃめちゃ暑い一日だった。

それなのに・・・
こんな日に限って、テント設営担当である。
が~ん。

しかも、1時半からのスタート。
(一番暑い時間帯じゃん!)

立っているだけで汗が出る。
テント設営をする場所には日陰がほとんどない。

無駄な話はできない。
子どもたちがかわいそうである。

必要最小限の説明で、いかに子どもたちを動かすか・・・。

急遽、
『名前作戦』
を、決行することにした。

やりたい人を募るのではなく、こちらから勝手に指名するのだ!

子どもたちは、
今日初めて会った私が、名前をがんがん言いながら、いろんなことをやらせていくので、
かなり戸惑っていたようだ。
でも、どこかうれしそうにも見えた。

「なんで?もう俺の名前覚えてるし!!」
「どうして知ってんの?」

そういいながらも、名前を呼ばれるのはやっぱりうれしいらしい。

作戦は、多分成功したと思う。
(なかなか、これっていいかも☆)

味をしめた私は、今度もこの作戦を試しにやり続けてみようと決めた。

初めて会った人にばんばん名前を言われるって・・・。
なんか、わくわくするんじゃないかな?
(この人、何?)
そんな風に子どもたちに見られるのが、なんか快感だと思う。

新しい作戦を手に入れられたのは、
今日の暑さのおかげかな。

そんな風に思えば、この疲れもなんだか心地いいよなと思える。





社会科学習会

とっても楽しくてテンションがあがった☆
さっき、社会科の学習会に参加してきた。

きっと学校現場では、一学期の評価で忙しいことだろう。
それなのに、みんな学習するために集まっている。
なんと素敵なメンバーであろうか♪

私は、何年か後には、学校現場に戻るつもりでいる。
その時、あまりにショックを受けないように・・・していたいと思う。
だから、勉強はしていたいし、情報も得ていたい。

せっかくの社会科の学習会なのだから、
社会の模擬授業ができればいいのだけれど・・・。
それが自分にはできないので、
一昨年書いた通知表の所見について自分のこだわりを話す。
それから、今の職場について話す。

(次回は、社会の授業を組み立てて模擬授業をしてみたい!)

そう思わせてくれるメンバーである。

体は疲れているはずなのに、心が元気になった。
行ってよかったと思う。

これからも、
先生たちの学習会には、できるだけ行こうと思う。










完敗

迎えのバスが来る間、おしゃべりとジャンケンで盛り上がる。
すごく充実した時間だった。

「私の名前は◯◯だよ。」
「私は、△△!」
「私の名前は、♢♢。」

次々と、女の子たちに囲まれる。
すると今度は、問題攻めにあう。
「私の名前はな~んだ!」
「え~と・・・。」
「ひどい~!覚えてない!!」

そんなしあわせなひとときを過ごした。
バスが到着し、めいっぱい手を振る。
みんな、疲れを見せない笑顔で、去って行った。

(いい出会いだったなあ。)
と、余韻に浸っている間もなく、次にやってきたのは支援学校の子どもたちだった。


オリエンテーションの担当は私だった。
(どんな風に話をしようかなあ。)
と、ちょっとわくわくしていたのだが・・・。

子どもたちの前に立った時、完敗だった。

クラスの中に一人二人いるというのではなく、
みんなが特別支援を要する子どもたちなのだ。

ポケットにしのばせていたペンギンも、うまく取り出すことができなかった。
何をどう話していいのか、言葉が出てこなかった。

私の話に大きく反応を示してくれるのは、周りに立っている先生方だった。
きっと、そんな風に、普段子どもたちに反応の仕方を教えているのかもしれない。
「こんにちは」
「よろしくおねがいします」
そういう言葉には、すごくいい反応をしてくれた。


自分的には、情けないほど完敗であった。
でも、この出会いにも感謝したい。



出会いを大切にしよう

"一方的に説明される”という状態を苦痛とする子どもたちは多い。
ましてや、蒸し暑い外での説明なのだからなおさらである。

それを
(なんとかならないかなあ~)
と、毎日考えている。

子どもたちをいかに自分の話に巻き込むか。
子どもたちを、"つい話を聞いてしまう状態"にするにはどうするか。
楽しいだけじゃなくて、いつの間にか大事なことが頭に入ってる!ようにさせるにはどうしたらいいのか。
子どもたちとコミュニケーションをとりながら進めるにはどうすればいいのか。

そんな風にいろいろと理想を抱いている。


今日は、
瞬時に自分に子どもたちを惹き付けることに成功した。

それは・・・。
子どもたちががんばっていることについて話をしたからであった。

実は、以前担任したという先生から、縄跳びの取り組みについてのビデオを見せていただいたことがあった。
それが、ものすごくて感動した!
だから、その話をちょっとだけしたのだ。
すると、
(えっ?なんで知ってるの?)
(すげ~。俺たちのこと知ってんだ!)
そんな子どもたちの表情に、心の中でガッツポーズをした。

そういえば、以前高校生を相手にした時も、同じような表情をしてもらったことがある。
その時は、事前にその高校についてHPで調べ、そこから得た情報を交えて話をした時であった。

やはり、そういうひと手間は、惜しんではいけないのだなと思う。


そういえば、
「たった一日の出会いでも、その子にとっては、一生の出会いになることだってあり得るんだからな。」
と、次長が言っていた。

毎日毎日子どもたちと接してはいるものの、
一年間かけて成長を見守っていく担任とは違うところにいる。
だから、
(たった一日二日のおつきあいだしなあ~。)
だなんて思いかけていたところに、
察したように次長が私に言った一言が、やけに心に響く。

出会いを大切にしよう。
改めて、そう思った。














パワー全開!

すごい子どもたちだった。

すごいといっても、いろいろな意味が含まれる。

ほんの数時間だったが、
(この子たちをどうやって動かそうか・・・)
とにかく時間がない自分にとって、出会いのほんの数秒は貴重なのである。

先生たちの日々のご苦労が伝わる。
何しろ、言うことをなかなか聞かない。
言うことを聞かないだけならまだしも、
いちいち先生の指示に対して文句を声に出すのだ。

「では、1班から。」
「なんでいっつも1班なんだよ!」

そんなわけだから、私の言うことにもいちいち変に反応する。
「みんなのクラスは、班がいくつあるの?」
「6班!」
「じゃあ、学年全部で何班あるのかな?」
「9班!!」
(そんなわけはないのだが、明らかにわざとそんな風に言う)

この子たちは、どう見ても中学年のようであった。
しかし、違う。
この子たちは、私を値踏みしているのだ。
明らかに私を試していた。

あちらでもこちらでもやんちゃな子がいた。
いちいちそれを注意なんてしていたら、もぐらたたき状態にしかならないだろう。

態度の悪さを見かねた先生方が、横から口を挟み、怒鳴り出す。
しかし、子どもたちは慣れていて、へっちゃらである。

先生方は、本当に大変だろうが、実に面白い子どもたちだった。



目的地に向かって歩き出す。
「私が先頭だからね!」
と言っていたにもかかわらず、私を追い抜いて歩こうとするやんちゃな男子3人。

「ちょっと!誰が先頭だって言ったっけ?」
と言うと、すすっと下がる。

でも、また私を抜かす。
「ちょっと!2回目なんですけど!誰が先頭なんだっけ?」
また、すすっと下がる。
(どうやら、怖く言わなくても、私の言うことは聞いてくれるらしい・・・。)

「先生さあ、優しいけどさあ、本当は怖いよね。」
「あら、そう思う?」
「先生の名前ってなんていうの?」
・・・・・
「じゃあさ、ミッコってのはどう?」
「あだ名つけてくれるの?うれしいなあ。」

またもや、すすっと私の前を歩き始める。
「はい残念!3回目なんですけど!!では、『お持ちします』と言いましょう。」
「お持ちします。」
「そうですか?君っていい子だね~。ありがとうね♪」
ちゃっかり、自分の荷物を持ってもらった。


やんちゃな子たちを自分に引き込むと楽になる。
この子たちは、ものすごくアンテナが高いのだ。

この後、最初とっても失礼だったと思われる彼らは、すごくいい動きをしてくれた。
久々に大笑いした。

とはいえ、こういう子たちを相手にするのは、かなりパワーが必要だ。
ということは、この子たちにはものすごいパワーがあるのだ。
パワーを正しい方向に使っていくと、きっときっとすごいクラスができるだろうなあ。

やっぱりどんなに大変でも、先生っていいなあと思った。

義祖母のお願い

「腰が痛くて・・・とても歩けない。だから迎えにきたら断ってちょうだい。」

大正7年生まれの義祖母にお願いされる。
彼女は90代だ。

最近、やっとディサービスに行くようになった。
結構行くことを渋り、かなり嫌がっていた。
何年も・・・。

職員が迎えに来てくれる。

「すみません。なんだか今日嫌がっていて・・・動かないんですよ。私は姿を消しますので、連れ出していただけませんか。」

担当の職員は、男性の方だった。
やさしくゆっくり語りかける。
「どうしました?」
「今日はリハビリをしてきましょう。」
「お医者さんに見てもらいましょう。」
「迎えにきましたよ。」
そんな言葉をかけ、決して無理強いはしなかった。

私には、絶対に行かないのだというようなことを言っていたのだが・・・。
あっさりと、職員の方に連れられて、車に乗り込んだ。

彼女が乗り込んだことを確認し、
職員の方にお礼を言った。
「さすがですね~。助かりました。」
彼は、いやいやと手を振る。
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」

夕方、彼女は帰ってきた。
何も話しはしなかったが、表情がやさしい感じに見える。
きっと、思いのほか楽しかったに違いない。

あんなに家では毎日嫌がっている入浴も、ちゃっかり済ませてきていたことに驚いた。

これからずっと、こうやって出かけることが彼女の楽しみになってほしいと願う。
楽しみを見つけた人を見ているのはなんだかうれしい。

とはいえ・・・
楽しいくせに、多分それを忘れてしまうんだろうなあ・・・。
仕方ないよね。
そして、
また彼女の「お願い」が、始まってしまいそうだけれど(苦笑)

今度は、職員に頼らずに、私が連れ出せたらすごいかもしれない☆
あんまり自信はないけれど・・・。






話しかける

「今日は、お忙しいですか?」
「いや~、まだだね。もう少ししたら増えるかな。」

代行で帰宅途中である。
むつっとしたように見える運転手さん。
顔も、なんだか怖く見えた。

沈黙に耐えられず、声をかけてみたのだ。

彼も、どうやら何かしゃべりたかったようで・・・。
「英語勉強してるんっすか?」
「まあ・・・勉強ってほどではないんですけど、聞き取るぐらいは車でできるかななんて思って・・・。すみませんね。音楽とかじゃなくって。」
「いや、大事っすよ。英語!」

簡単な会話の中で、どうやら彼も海外に旅行へ行く人なのだということがわかった。
アジアへ旅するようだ。

アジアへ行くという共通点で盛り上がる。
これは・・・アジアを選んで旅行する人にしかなかなかわからない。

「そんなところに行って何が楽しいの?」
と、行ったことがない人や興味のない人は、言う。

そんな時には、
(はいっ、終了~!)
となり、私は話題を変えるのだ。

それにしても、思い切って話しかけてよかった☆

楽しく会話ができて、ちょっと得した気分になれた。







ダッチオーブンでピザ作り

「親子でアウトドアクッキング」
今日は、ダッチオーブンを使って、ピザづくりをした。

私は・・・というと、
「参加者のみなさんが食べられるように、よろしく頼むよ!」
と言われ、
キャベツを丸ごとダッチオーブンに入れて・・・というスープみたいなのを作った。

それにしても、ダッチオーブンってすごいなあと思う。
すごいんだけれど・・・。
それなりに扱いも大変だった。
重いし、熱いし・・・。

汗をだらだらしながら、必死に調理した。
初めての調理だったけれど、
レシピを見ながら、暑さと熱さと格闘しながら完成させた。

「キャベツ丸ごとなのに、こんなに柔らかくなるんですね~。」
「うちの子、野菜きらいなのに、この野菜はおいしいって食べてくれたんですよ~。」
「すっごく美味しいです☆」

参加者の声を直接耳にし、すごくすごくうれしかった。
汗だくでがんばった甲斐があった。

今日は、県民大会のある日だった。
本当は、大会に出るつもりで、週に二回のバレー練習を続けてきたのだが・・・。
この事業があったので、泣く泣く試合は諦めた。
でも、仕事とはいえ、手作りのピザをお昼ご飯に食べられたことは最高だった。
すっごく美味しいピザで、私もびっくりした。

子どもたちは、黙々と食べていた。
夢中になってトッピングをしたり食べたりしていた。
正直なその行動を見て、ほっとした。

ピザに使いきれなかったタマネギやらピーマンやら・・・
もったいないので、集めて再びダッチオーブンで煮込んでみた。
ダッチオーブンの威力はすごかった。
野菜はくたくたになった。

せっかくなので、
鍋ごと家に持ち帰り、カレーに変身させてみた。

それもなかなか美味しかった。








川遊び

ここのところの雨で、川の水が増量している。
しかも、流れも速い。

そんなわけで、今日はずっと川下に仁王立ちしていた。

子どもたちの”万が一”に備えてである。

本当は、子どもたちとコミュニケーションをとりながら、
一緒に楽しみたかった。
でも、
ぐっと我慢して、子どもたち全てを見渡せるところで見守っていた。

かなり気温は高かったけれど、
川の水は冷たい。

膝下を2時間ほど水につけたままでいたら、寒くなってきた。


子どもたちを眺め、先生たちを眺めて思う。

今日がそうだというわけではない。
一般的に先生方は、はじめから川に入る気のない人が大半である。
もったいないなあと思う。

(先生たちも一緒に入ればいいのになあ・・・。)

子どもと魚とりを一緒にやる。
子どもと一緒に流れて遊ぶ。
子どものそばで笑い合う。

子どもたちのそばで大笑いできるって、かけがえのない時間だよなあ・・・。

まあ、
せめて川に入れるような格好だけでも、してきてほしい。

そう思う。

私たちは、川が危険だと判断すれば、
たとえ天気がよくても入らない方がいいと伝える。
しかし、先生方は、
「せっかくだから入れたい!」
とがんばる。

それならそれなりの覚悟を持って、川に入ってほしいと思う。

「入れてくれ!」
とがんばるだけがんばって、
結局
子どもたちの安全を川に入って見守るのは、指導員一人だけというのはどうだろうか?

なんだか、違うような気がするなあ。


そんなこんなが頭をよぎっていた。

それにしても、今日の川遊びは天気に恵まれて最高だった。
2人の先生が、子どもたちに交じって網を持ち、楽しそうに過ごしていた。

(こんな先生と一緒に教室で過ごせたらきっと楽しいだろうなあ♪)
そう思った。








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あきみかる

Author:あきみかる
「前向きな捉え方で、日常を楽しく!」
を目指して綴っています♪

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